精霊との契約

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ページを捲っていたアルが、あるページで手を止める 「炎属性Sランク サラマンダーかぁ 俺の力じゃ絶対無理だな、せいぜいBかCが妥当だろう」 身の程をわきまえているようで、Sランクにはいかないようだ 「サラマンダーの隣のページの仔犬いいなぁ」 アルが見つけたのは、Cランクの炎属性の仔犬 解説には、火力は無いが扱いやすい…と書いてある 「こいつにしとこうかなぁ、危険な精霊よりものんびりやりたいし」 「そろそろ決まったかぁ まだ決まらない奴~? 居ないみたいだな、じゃあ契約をやってみようか 教科書の選んだ精霊のページに、魔方陣が書いてあるだろ? 指でも木の枝でもいいから地面に描け~ 間違ったら、体が跡形も残らないからな~って冗談だ」 なぜだが冗談に聞こえなかった生徒達は真剣に、それぞれ選んだ精霊の魔方陣を描いていく 「全員描けたみたいだな、そしたら魔方陣に右手を置いて、選んだ精霊のことを頭にイメージするだけだ」 ボンビーに言われた通りに実行する生徒達 すると生徒達の体が光りだす
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