精霊との契約

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そのころボンビーはどの生徒が、どんな精霊と契約しようとしているのか、魔方陣を見て回っていた 「ふーん、やっぱりB、Cランクが多いかな~ Cが8人、Bが9人、Aが2人か」 大体見終わったボンビーはアル達が居た場所を最後にみる 「げっ、Sランクに挑んでる奴が4人も 実力的にはいけそうな奴もいるが、アル…サラマンダーはSランクの中でもかなり強い、なぜ選んだ?」 ボンビーがそう呟き、澄みきった空を仰ぎ見る そのころアルは… サラマンダーの鋭い目に睨み付けられ、完全に萎縮していた 「な…なんでだよ、俺は仔犬ちゃんを呼んだのに、なぜサラマンダー?」 仔犬を呼んだつもりのアルには目の前の光景が理解できない 炎属性に相応しい、真っ赤な身体に見上げるほど大きいドラゴンが立っているのだから
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