断ち切れ

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アルはイレイスをかけたのはJだったことを話し、1年は解除されないことも話した 「そうだったの…でも来年の今ごろは、普通に魔法が使えるってことね」 イレイスが解けるとわかり、リリは安心した表情を浮かべる しかしシェリーは何故か暗い顔をしていた 「シェリーどうしたんだ?」 それに気づいたアルは声をかける 「ううん…なんでもないわ、解けるみたいでよかったわね」 笑顔で話しているが、どこかぎこちない その後は寮に着くまで沈黙の中3人は歩き続けた 「じゃあまたな、今日助かったよ」 「ううん、友達なんだから当たり前だよ」 リリの部屋の前でアルは頭を下げる 「じゃあ疲れたから私は寝るわね、遅刻しちゃうし」 リリは部屋にドアを開けて部屋に入ろうとする 「リリ、保健室での宣戦布告忘れないでよね」 ツンとした態度でリリを指差すシェリー 「ふふ、強力なライバルで大変」 ニコッと笑い部屋に入ろうとするリリを再び呼び止める
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