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「はー明日は授業だし、早く寝なくちゃな」
アルはあくびをしながら、時計を見る
すでに時刻は日付が変わる頃だ
シェリーもアルの部屋に入ろうとした時、ふと気づいた
(もうJの脅威も無くなったからアルの部屋に居る必要は無いわ…なのに私ったら当たり前のように部屋に入ろうとしてるわ)
入ろうか入らないか迷っていると、アルが近づいてきた
「何してんだよ、来いよ」
シェリーの手を握って、部屋に中に引っ張っていく
アルはすっかりシェリーが部屋に住んでいる理由を忘れているようだ
(今日だけはいいかしら、話したいこともあるから…)
なんとか理由を考え自分を納得させるシェリー
「少しお茶でも飲むか」
アルは台所へ向かい、紅茶を用意する
「ほらよ」
「あ…ありがとう」
ベッドに並んで座り紅茶を飲む
「ねぇアル」
「なんだ?」
シェリーは紅茶をテーブルに置いて体をアルの方に向ける
アルも紅茶をテーブルに置く
「仕方ないとはいえ、先生がやったとはいえ、ムカつく奴だったとはいえ、人1人を殺して平気なの?」
シェリーがずっと気になっていたことを口にする
帰り道に暗い顔をしていたのもその為だ
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