地獄の夏合宿

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「うーん、もう朝か…」 アルは窓から入ってくる陽の光で目を覚ます アルが目を開け見たのは、うとうとしているシェリーの顔だった 「俺は膝枕でずっと寝てたのか、シェリーに悪いことしたな」 アルが申し訳なさそうに、そっと起きてシェリーを横にしようとする 「アル…起きたの?」 深い眠りではなかった為、目が覚めたようだ 「俺のせいで寝れなかったよな、時間はまだあるから寝てろよ」 寝不足を心配したアルだが、シェリーは寝るどころか起きてきた 「大丈夫よ、ちゃんと寝れたわ」 「それならいいんだけどさ」 寝れていないことはわかっていたが、本人がそう言うので強制はしなかった 「じゃあ私は部屋に戻って準備したら、いつもの時間に出るわね」 そう言うとテラスから自分の部屋に戻っていった
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