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学園内に入ると、人でごった返していた。
門から入ってすぐの中庭にクラスの割り当て表が、張り出されているからである。
「えーと、アルフォード・エアハート…Aクラスか」
自分の名前を見つけたアルは仲間と合流、みんなのクラスを聞いてみた。
「俺はAだぞ」
「エレナもAだよ」
「あっ私もA」
「僕もAさ」
(なんてこった、初等部から続く5人の腐れ縁はまだ続くというのか)
アルはそう感じつつ、みんなと教室に向かった。
教室に着いた5人は適当に席に座る。
アルが教室を見渡していると1人の人物に目が止まる。
「レッレクサス、あの子は朝ぶつかった子じゃん」
「本当だ~同じクラスなんだなぁ」
レクサスは軽く答える。
「アル達あの子を知ってるのかい?」
クライヴが話しに入ってくる。
「朝ちょっと色々あってな」
アルが朝のことを思いだし憂鬱になっているとクライヴが
「いいなぁ、僕が声をかけたら無視されちゃったっていうのにさ
まぁ元貴族だからプライド高いのかな」
クライヴの言葉に4人が反応する。
「知らなかったのかい?
有名だった上流貴族ブライトマン家の一人娘、
シェリー・ブライトマンさ」
アルが気になったことを聞いてみる。
「クライヴ、元貴族って?」
「さぁね、そこまで深くは知らないよ」
「そっか…」
その時シェリーと目が合ってしまった。
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