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あれ?
智宏の上に何か乗ってるような・・・・。
「ちひろ~何か乗ってるぞ?お前の肩に」
「何いってんだ?カバンも知らないのか?」
いやそうじゃなくて・・・。何か幽霊的なものが・・。
あれ?なんでぼく見えてるんだろう
智宏の背中におじいさんが乗っている。というか、智宏の背中のうえで餅食べてるんだけど。
「い・・・いや、勘違いだったかも」
僕は智宏には見えてないことをわかり、自分だけしか見えてないことがわかった。
なぜみんなが見えてないかわかるって?
だって、みんなの背中にも乗ってるんだもん。幽霊的なものが
まぁ、これは後でモカさんとかれんさんに話そうとおもい忘れないようにしといた。
学校がおわり家に帰宅すると、モカさんたちはいつも通り喧嘩をしていた。
「ハァ~モカさん達、いい加減にしてくださいよ。これ以上やるんだったら外でしてください。」
「うるさいわねぇ~。わかったわよ!しなければいいんでしょ! だいたいなんでこんな口が裂けて薄気味悪い奴を置いておくのかが理解できないわ。」
「あんただって何がメリーさんよ!あれですか?メリーさんがかわいいとでも思ってるんですか?しってる?メリーさんて100年しか寿命ないのよ?」
「かわいいまま死ねるんだったらいいですよーだ!」
とまた喧嘩勃発。
「いいから、僕の話を聞いてくださいよ!」
「「何よ」」
「あのですね。僕幽霊が見えるんです。」
「当たり前じゃない。私たちが幽霊だもん。」
とモカさんがいってきた。
「いやそういうことじゃなくて・・・。」
「そうよ。私たちが幽霊なんだからいまさら何いってんの?」
「いやそうじゃなくて・・・。だからぁ、他の人に乗ってる背後霊見たいのが見えるんですよ。」
「いや・・・・それは当たり前のことでしょ。だって、わたし達と暮していればそれは当たり前のことだんだん幽霊に目が慣れてくるのよ。」
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