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口裂け女と共に家に帰宅すると、モカさんは足をバタバタさせて「お腹すいたぁ」と叫んでいた。 「モカさん、客人が居ますからちょっとは礼儀正しくしてください。」 と僕は言った。 「客人って誰・・」 「すいません。お邪魔しま・・」 「「あぁーーーーー」」 とモカさんと口裂け女は口を揃えて言った。 「何でアンタがいんのよ!キチガイ女!」 人差し指を口裂け女に向けて言った。 「モナカが何でここにいる・・」 と口裂け女が言う前にモカさんが枕を投げた。 「モナカじゃないわよ!モカよ!このトンチンカン!」 「どっちでもいいわ!それにトンチンカンじゃない!」 と口裂け女がモカさんに襲い掛かり取っ組み合いになった。 知り合いだったようだ。 「まぁまぁ、落ち着いて下さい」 と僕は間に入った。 二人にどういう関係か教えてもらう事にした。 「ライバルよ!」しかモカさんはと口裂け女は答えてくれなかった。 「大体何でモナ・・モカがここにいるの!仕事はどうしたのよ!」 口裂け女がプンスカ怒って言った 「仕事は辞めたわ。今ここで居候させて貰ってるの」 「居候!?こんなひどい顔したいかにも怪しい男の家に住んでいるの!?」 口裂け女は僕に人差し指を指して言った。 何もそこまで言わなくても…… 「ア・・アイツがどうしてもって言うから・・」 「な!?モカさんが僕の家に住み・・」 と言う前にモカさんは僕の顔にパンチを食らわした。 何も言うなという目でこっちを睨んでくる。 「あなた・・もしこの男があなたを殺そうとしたらどうするの!?」 と僕を睨みながら口裂け女言った。 「その時はその時よ。大体私を殺せる訳ないじゃない。アイツが」 と自信たっぷりにいった。 「ライバルに死なれちゃ困るわ。私も住みます。監視させてもらいます あなたが危ない人じゃないか」 と半強制的に口裂け女はすむことになった。
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