赤い星

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きれい…。 思わず少女が呟いた。 合うはずのない青と赤 なのにピッタリとマッチしていた。 少女の声に、車の助手席に乗っていた青年が振り返り、ほほえんだ。 『どうしたのですか?』 優しい口調でゆっくりと青年が問いかける。 少女は、興奮をおさえることができない様子で、早口に答える。 『ねぇ。奏(そう)、あれを見て。』
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