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蒼葉さん曰わく。
朱雨さんが赤い瞳の時は人間設定がオンになるぐらい拒絶反応が身体に広がってるのだとか。
人間設定ってのは。
ロボットだけど言動も行動も人間らしくなる設定。
因みに。今の朱雨さんはロボ設定。
黄「熱はないんですか?」
蒼「んぅ、放熱機器が調子悪いみたい…朱雨ね、いろんな拒絶反応起こしちゃうから…」
黄「朱雨さんの取り扱い説明書ないんですか。」
蒼「だって即興で作っちまったんだもん。あるわけないよ」
黄「…はぁ」
朱「溜め息つくと、幸せ逃げちゃうよ?」
いきなり人間ぽく喋り始めた朱雨さんは僕を上目遣いで見つめてきた。
黄「しゅ、うさ…」
朱「どうした?」
黄「蒼葉さん。朱雨さんはこんなに可愛い人でした?」
蒼「気付くの遅いよー。」
朱「何言ってんだよ…俺男だよ。」
蒼「朱雨は黙って。今放熱機器修理するから」
朱「放熱…機器?」
蒼「うん。」
朱「……ご主人様…僕、暑いの…」
赤らめた頬、そしてなにより大ダメージを与えるのは上目遣いで。
蒼葉さんは妖美な笑いを上げた。
これ以上朱雨さんを見せたら襲いそうで怖い。
黄「蒼葉さん鼻血でてます」
蒼「ん、お?本当だ」
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