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機械に囲まれた部屋の中に人影が浮かんでいる。
「やっと見つけた…」
朱雨が歩く映像を見つめ、不敵に笑うのは朱雨のパーツを蒼葉に送りつけた、研究員である。
「これで僕は…自由になれる…」
びくっ!
ただならぬ気配を感じた朱雨は身体を震わせて黄野夜の後ろに隠れた。
黄「どうしたんですか、朱雨さん」
朱「っ…な、なんでもない!」
黄「?」
未だに自分の後ろに隠れる朱雨に疑問を抱きながら歩きづらいが家に向かった。
「んははっ、気配だけは読み取れるようだね。No.380…いい代物だ…」
再び不敵な笑みを浮かべ研究員は去っていった。
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