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「君は人間じゃないよね?」
「よくお分かりで」
「人間の遺伝子は
あるけど…
生活習慣は身についていない。
人間の特性的なモノが
見られない。
そして…俺の中に
君のデータがない。
存在するはずのない
未知な人間
君はクローン人間。」
「朱雨さん…?」
頭がおかしくなった
のだろうか?
急というほど急に
喋り出した。
「僕はあなたを監視するために
実在する人間です」
「…監視なんて
いらない」
「暴走されたら
手につけられない
それが政府からの命令です
そしてそれが
俺がここにいる理由。」
「俺は……
ロボットなんかじゃ…
人間の道具なんか
じゃない…っ」
「あの…蒼葉さん…
今日は朱雨さんちょっと
調子が悪いんで。
それと篠崎さん。
朱雨さんは…政府の道具では
ありません。
そこのところよろしく
お願いしますね」
.
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