不思議なロボット

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Nside 「朱雨さん、あなたのご主人様のところに行きましょう?」 「……」 未だに寝ている朱雨さんの身体を揺すり起こしたが。 微動だにしない。 唇がロボットのくせにぷるんっとしている。 触ってみたい衝動に駆られるがそこは冷静に。 今更ながら…少し気になることがある。 朱雨さんの息が荒い。 ロボなのに息はちゃんとしてる。 謎が沢山ありすぎて頭がこんがらがった。 「朱雨さん?朱雨さんってば!」 「シュ、ウプログラム……オン」 音が途切れ途切れに聞こえてきた。 真っ赤な瞳のまま起き上がった朱雨さんはふらふらしながらも立ち上がろうとした。 「ちょっと待って、」 「……?」 「熱ありますか?」 「…………わ、かんない…」 やっぱり音が途切れてる。 すぐに朱雨さんの手を引っ張って、蒼葉さんの所に行った。 何で瞳が真っ赤なのか。 朱雨さんは自分の体調が感じられないのか。 疑問は増えてくばかり。 .
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