序章

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――真っ赤に染まっていた…… 地面が…空が…植物が…水が…人が… 立っているのは、1人の血で染まった黒髪を風に遊ばせている男の子と1人の跪く女性だけだった… (また…この夢か…) この夢を見ている本人は呆れたように思い、時々夢に見るのだ…「彼女」が「彼」になった瞬間を……
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