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「はぁ~」
いつものように、塾に向かう電車の中で、ため息をついた。
別に、成績が伸びないから、ため息をついたわけではない。
狙っている高校には、余裕で入れるくらいの成績を保っている。
このまま行けば、合格は間違いないだろう。
まぁトップレベルではなく、中堅辺りの高校ってこともあるけど。
ため息をついた理由がそれならば、まだ良かった。
いや、よくはないかもしれないが。
しかし、俺がため息をついた本当の理由は、ただこの生活に飽きただけだ。
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