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そんなことを考えていると、目的の塾がある駅に着いてしまった。 このまま乗って行こう、という考えが頭を過ったけれど、そのまま降りた。 どうせ乗っていても、つまらない世界なのは変わりないからだ。 電車の外は、思っていた以上に酷かった。 蝉が、うるさいほど鳴き響く。 空には雲1つなく、遮るもののない日光が、直接肌を焼く。 塾までは歩いて10分ほどなのに、辛い。 一歩歩くごとに、体力を削られる。 いや、歩かずに止まっているだけでも、少しずつ着実に削られていく。
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