1人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
悪態をつきながらも、少しずつ塾へと向かう。
そして、とうとう塾のあるビルまで着いてしまった。
テンションが、一気に下がる。
俺はうつむきながら、階段を上る。
塾は３階。
別にエレベーターでもいいけど、この暑い中に密室には居たくない。
そして３階の前の踊り場まで、来てしまう。
もう諦めて、早く終わることだけを願うしかない。
そう思いつつ、最後まで階段を上り、扉の前まで行く。
その時、視界の中に見慣れぬ足があった。
誰の足だ？
最初のコメントを投稿しよう！