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キーンコーンカーンコーン
「はい今日の算数はここまで!!」
そして、真美が「起立、礼!」と言った。
そして純聖がリラックスしだした。
「やっと終わった。しかも腹減ったー!」
「今回のテストは九々覚えたら余裕と見た。」
「終わったんだからその話やめよう。」
そこに席の離れていた真美が来た。
「みんな元気?」
また来た。はぁ
朝からムカついていた純聖は軽く無視した。
「信。今度、純聖の家に遊びに行こう?」
その声で、少し遠くで真美の事が好きな男の子がチラチラこっちを見てるのが純聖に見えると、なんとなく真美がムカついた。
こいつの何処がいいんだか。そりゃかわいいかも知らないけど、性格が・・・
「ねぇ聞いてる?純聖!」
今の声で我に帰った純聖は答えらないと後々面倒になる事が分かってるので、適当に返事をした。
「なにその言い方?まぁオッケーならいいけど。」
と言った。
「で、なにするんだ?そういえば新しいゲーム買って貰えるんだってな、純聖。」
「お、おう。」
「真美もする?」
「は?ゲーム?いやいや勉強でしょ。」
「まじでか。真美は十分賢いじゃないか。」
「私って賢い?」
「賢いよ。うん。」
賢いって言ってもらえたのが嬉しいのか、今度は純聖に聞いてきた。
めんどくせー。信は良く対応できるな。
「はいはい賢いね。」
「ありがとう!」
嬉しいのか真美は笑顔で言った。
「まぁまぁ今日は純聖の誕生日だしその時にプレゼント渡すな。」
それを聞いた真美は全く反応しない。
少しはなんか言えよ!誕生日だろ?おめでとうぐらい、言えないのか?
そうしていると、またチャイムがなった。
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