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帰る途中、
「あぁ散々な誕生日だな。」
独り言を言いながら三人でゆっくり帰っていた。
「純聖、今日家でご馳走するん?」
「まぁな。来る?」
「本当に?行く行く!」
「ちょっとは楽しくなるかな?」
「真美も行く?」
「行かなーい。」
「さすがに誕生日ぐらい祝ってやろうぜ。」
「いや。」
なんでだよ。意味がわからない。
「そしたら、今度の真美の誕生日に何もしないから。」
「何でよ!!」
「あたりまだろ!」
「真美、なんできれてんだよ。」
いつも、喧嘩を止めている信が真美に聞いた。
「純聖がずっと無視してたじゃない。」
すると、信は納得したのかやれやれとした顔でさっさと歩いて行った。
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