1人が本棚に入れています
本棚に追加
「あっ!!かおるー? どもども梅山ですー。」
若干の声の高ぶりが伺える第一声。
「一つ聞きたいんだが、お前って夜は何時からだと思ってるんだ?」
「えっ!? うーん…7時くらい??」
「現在時刻は?」
「6時5分過ぎた所ですねぇ………いえい!」
どうもテンションが下がらない様子。
「…ツッコム気が失せた。まぁいい。それで聞きたい事ってなんだ??」
「そうそう!!何着ていくべきかとか!!…その他もろもろ注意すべき点などご教授ねがいたい!」
「んー…女の子は…そうだな…シーに行く時の服装だが、春だからって薄着だと夜が寒くてシヌかもだぞ。」
「え"っ!?」
女の子がそう出さない声で反応してきた。
「シーは隣が東京湾だからな。夜には海風が目立つ。それにテーマポート毎に海があるからランドに比べたら余計だな。」
「??? シーの中に海??あったっけ??」
「まぁそれは追って話す。次にランドにも言えた事だが、ヒールで来るなよ?」
「え"っ!?!?」
つまりこの反応から
春に着るようなワンピースにヒールを合わせてくる予定みたいだった
「……足が尋常じゃなく痛くなるぞそれもランドよりもね。まぁその訳も明日説明してやる。」
「ふ…ふむふむ……。」
「あと行く前の注意点は…うーん…まぁ金は多くて損はないし…そんなもんか?」
「ほぉ…さすがかおる…」
「他に聞きたい事は?」
「あり余ってマス」
「よっし。それは明日歩きながら聞きマス。」
香がツッコミ気味で答えた後、ほんの少しだけ低めのトーンで遥が続けた。
「あっ……あと…一つ!。」
「ん?」
「もし…元気ない人とかがシーに行けば…元気になるのかな?」
「…………。」
「あたりまえだ。」
「そーだよね!!えへへ。それじゃあ夕飯の支度するからまた明日ねー!」
「おう。間違えて手切るなよー」
ピッ
「………。」
遥の発言の詳しい事は全然わからない。
だがきっと…
「オレの出る幕じゃない。だろうな…」
そう 予想が正しければ…
「んーやっぱり1人カラオケでもすぶ……ぶへっっくしょい!!!!」
「か…花粉症?…………み…認めないからなぁ!」ズズッ
最初のコメントを投稿しよう!