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華桜「それからしばらくして…池田屋事変がありました。」
沖田「池田屋?」
沖田さんは分からないというように首を傾げた。
華桜「古高が吐いたのです。京の街に火を放ち、帝を誘拐しようとする不逞浪士が集まっていた場所。それが池田屋。」
今、思い出してもゾッとする。
死に物狂いで刀を振り回す浪士。
私…よく生きてたなぁ…。
華桜「私は池田屋で体調が急変して倒れた沖田さんをかばって背中に重傷を負いました。私は屯所に運ばれ、治療を受けます。」
全てが鮮明に思い出される。
華桜「治療するために服を脱がされ、私は女であることがバレました。」
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