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華桜「その後、沖田さんが結核であることが判明しました。」
沖田「結核?」
沖田さんは不思議そうに首を傾げた。
華桜「今は治療法が見つかっていますが、当時は不治の病だったんですよ。沖田さんは本当に苦しみました。日々体を蝕んでいく病、動かなくなっていく体…私はただ沖田さんの穴を埋めるように働きました。」
必死だった。
沖田さんがいつ戻ってきてもいいように、沖田さんの居場所は私が守ろうと思った。
華桜「ですが…ある日から食欲を失い、ご飯の匂いを嗅ぐだけで吐き気がするようになってしまい、医者に診てもらいました。」
沖田さんは心配そうに私を見た。
華桜「私の中に新しい命が宿っていたんです。」
沖田さんと私の愛の結晶。
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