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冬、12月下旬。
凍てつくような寒さが肌を刺す今日この頃。
寒さに身を震わせ、私は学校からの帰路に着いていた。
雪が降り積もる道路。
私は恐らく白線があったであろうその内側を、自転車で漕ぎ進んでいく。
私の名前は[小鳥遊 瑠璃]
どこにでもいる、ただの中学三年生。
部活に所属しているわけでもないので、学校からは比較的早く帰れるのだが、今日はそれよりも早く帰ることができた。
学生なら誰もが嬉しいであろう、冬休みである。
余りの嬉しさにペダルを漕ぐ足も加速し、カゴの中の通学カバンは揺れで大きく跳ねたりしていた。
冬休みは何をしようか。
沢山遊べる、沢山寝れる。
そして何よりも楽しみなのが
姉と一緒にいられる事だ。
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