孤独

3/18
49人が本棚に入れています
本棚に追加
/58ページ
土方はそうニヤリと笑い近藤を見ると 恋魅を見た 「しばらくは屯所から出るのは夜になる 明るい内は中上からの使者が来る日もあるからな」 「わかりました…」 そう“微笑む”と沖田たちも笑顔になった 沖田の近くに部屋をもらった恋魅は 沖田が部屋に入り二人で話していた 「咳…酷いですね」 「風邪だから 大丈夫ですよ」 「……労咳では ないんですよね?」 沖田は少し黙った後 恋魅の頬に手を寄せた 「大丈夫」 そう言うと 手を右目に添えた 「…見てもいいですか?」 頷くのを確認すると 恋魅の右目を隠している布をとった
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!