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「あの犬も?」
「あの犬は光同士で共食いしたんでしょう…
蠱(コ)みたいなものだと思います」
「蠱…とは」
「蠱というのは
まじないに使う虫として知られていますが
人が人を呪うために例えば…
壺に虫を何匹もいれると強き虫が弱き虫を食べる
それを繰り返すと残る最後の一匹は人を呪う力を手に入れます…
それをあの紅赤犬でやったんだと思います」
「それをやった張本人がいる…
という事ですか?」
「本当は上半身は上半身
下半身は下半身で行動させようと思っていて…」
「しかしその蠱をできる人間は今限られてるでしょう?」
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