ホワイトデー
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バレンタインデーにしん先輩に誘われて屋上に行った、あの光景が忘れられない。 小春日和に二人でマイルドセブンを吸った。 入学した時から好きだと、本気だと言われたあの日。 あれ以来自分でもしん先輩の姿を目で追っているのがわかる。 ヤンキー仲間と屋上か校舎の裏で一服していると、しん先輩達と一緒になることがある。 なぜだかいつも胸がキュンとなった。 自分自身の気持ちにまだ気付いていなかった-。
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