プロローグ

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樫野 ヒカリ 俺の幼馴染みで、のちに100年に一人の秀才と称される事になる彼女。 俺は幼い頃からずっとコイツと一緒にいた。 もともとお互いの親の仲が良かった事もあったが、少子化の影響からか俺たちが生まれた地域には子供が少なく、俺と歳が近い遊び相手がヒカリしか居なかった。 理由は他にもいろいろあるが、とにかく何をするも二人だった。 幼稚園に行くときも 近所の公園に遊びに行くときも プールや海に行ったときも 町内のお祭りなどのイベントに参加するときも いつも二人だった。 ヒカリは一つ年上ということもあり、この頃は俺も『ヒカリねーちゃん』と慕っていて、近所のおばさん達からはよく『姉弟みたい』と言われたものだ。 … …… ………あーーー!今思いだしても恥ずかしい!あんな奴をこんな風に呼んでいたなんて! ほんとこの頃の俺ってバカだなぁ。
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