傍惚れ

2/6
前へ
/8ページ
次へ
1. ピチャ…ピチャ… 「あれ…? ミョウバンは何処に置いたんだっけ。…あぁ、あった」 この暗室には"君"が一杯だ。 溢れかえんばかりの"君"の笑顔が。 「うん。良く写ってる」 でも、さみしいんだ。 しゃしんのなかの"きみ"はわらっているけれど、"ぼく"をみていないんだ。 ―"ぼく"は、こんなにも"きみ"をあいしてるのに。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加