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「ウォーグル頼むわよ!!」
【ふっ、任せておけ】
「舞いなさい、アゲハント!」
【行きますよ!!】
「では、ウォーグル対アゲハント
バトル開始!」
「ウォーグル、つばめ返し!」
「十分に引き付けて、アゲハント」
ランはそう指示をして、笑った
それを一瞬、疑ったが、マリアはそのままウォーグルを突っ込ませた
そして、ウォーグルがアゲハントのすぐ近くまで来た瞬間、いきなりランが叫び
「今よ、アゲハント
フラッシュ!」
「あぁ!!?」
【くっそ!!】
ウォーグルはフラッシュを目の前で食らってしまったため、ふらついてしまいアゲハントにつばめ返しが当たらなかった
「ほぉ、中々やるなランさんは」
「あの人は強いよ
まぁ、最近はバトルなんてやってなかったから腕は鈍っているかもしれないがな
それに、多分バトルに出す3匹はバトル用の子達じゃないしな…」
「そうなのか…
だが、あのアゲハントかなり強そうだが…?」
「旅をしてた時に育てていたらしいからな
それに、主な戦力はあのアゲハントらしいのは聞いたことはある
一番のパートナーらしいな」
「そうか
だが、マリアも負けてないさ
まだまだ序盤、これからどうなるか見物だな」
「だな」
「アゲハント、空高く上昇!」
「ウォーグル、追って!」
アゲハントが上に飛んだのを見て、素早く指示をして追い掛けさせた
「マリアさん?
今日は晴天ですね」
「えっ?えぇ、そうですね…」
いきなり話掛けられて、一瞬何の話か分からなかったが、意味を理解して少し空を見上げて賛同した
「でしょう?
ですから………」
「ですから?」
『……………あぁ、そういう事か…
母さん考えたね…
こんな晴天だったら、アゲハントだけじゃない、他の虫タイプの多くが覚えている技を短縮させられるし、短縮させる技を使うとかは出来ない…』
シエリアはランの考えが分かったらしく、そう思っていると
「日本晴れを使う必要がない…
つまりはそういう事
アゲハント、ソーラービーム」
「そういう事だったのね?!
ウォーグル、軌道をずらして!」
話の意味が分かり、急いでウォーグルに指示を出しても、ウォーグルはフラッシュの影響もあり、ずらそうにもフラフラした様子だった
「そ~れ、発射♪っと」
人差し指を上に向けウインクした瞬間、アゲハントがソーラービームをウォーグルに向け発射した
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