魔を食べる少女

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「なかなか美味そうね。」 俺を助けてくれた?少女が初めて発した言葉だった。 黒いモヤモヤしたものは丸い形になっていた。 そして苦しむような顔がいくつも浮かび上がって出てきた。 「なんだ、こりゃ?」 思わず言ってしまった。 「あれは、髑髏(がしゃ)よ。」 少女は俺の言葉に反応した 「髑髏?」 「まぁ簡単に言えば怨霊の集まりよ。見て、だんだんどくろの形をしてきたでしょ。」
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