おめでとう

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「おめでと~!!」 俺が無事高校入学できたから、今日は家族全員で、お祝いをすることになった。それにしても豪華な料理が作りすぎだろ。( ̄∀ ̄) 「マジで良かったヒロユキ。1,5倍だったから兄ちゃん落ちるかと思ったよ」金髪で通信制の高校に通っている2つ上の兄貴が俺に言った。 「全然、1.5倍とか余裕だったよ」 実際は余裕などなかったが変にかっこつけたかった。 「いつから学校になんだ?」 見るからにヤクザで、危険な色をしたスーツを着たオールバックの父さんが俺に聞いてきた。まぁ~ヤクザではなく、某化粧品会社の専務なのだが…。 「4月10日から学校だよ。」 そっけなく返事をする俺。 「ヒロユキ、元気ないな!?友達できるか不安なのか!?」 しつこく聞くヤクザ親父。 「そんなんじゃないけど、ちょっと気分悪いんだ」 本当は気分など悪くない。 適当に選んだ高校を、これからきちんと通えるかが心配なのだ。 「適当に学校選んだから心配なんだよね~!?」 横から話に入ってきたのは、頼れる母さんだった。 母さんは、俺の性格をよく知ってる。 まぁ~母親だから当たり前か(゜∇゜)
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