2人が本棚に入れています
本棚に追加
「おめでと~!!」
俺が無事高校入学できたから、今日は家族全員で、お祝いをすることになった。それにしても豪華な料理が作りすぎだろ。( ̄∀ ̄)
「マジで良かったヒロユキ。1,5倍だったから兄ちゃん落ちるかと思ったよ」金髪で通信制の高校に通っている2つ上の兄貴が俺に言った。
「全然、1.5倍とか余裕だったよ」
実際は余裕などなかったが変にかっこつけたかった。
「いつから学校になんだ?」
見るからにヤクザで、危険な色をしたスーツを着たオールバックの父さんが俺に聞いてきた。まぁ~ヤクザではなく、某化粧品会社の専務なのだが…。
「4月10日から学校だよ。」
そっけなく返事をする俺。
「ヒロユキ、元気ないな!?友達できるか不安なのか!?」
しつこく聞くヤクザ親父。
「そんなんじゃないけど、ちょっと気分悪いんだ」
本当は気分など悪くない。
適当に選んだ高校を、これからきちんと通えるかが心配なのだ。
「適当に学校選んだから心配なんだよね~!?」
横から話に入ってきたのは、頼れる母さんだった。
母さんは、俺の性格をよく知ってる。
まぁ~母親だから当たり前か(゜∇゜)
最初のコメントを投稿しよう!