曽根崎という男

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さて、ずっぱりと曽根崎京都という男の説明はし終わった。 流石に容姿や性格などの細かい説明は後回しにするが、性格に関してはさっきの説明からしてろくな大人じゃないのは分かってくれるだろう。 そして薄々気づいていると思われるが、夏樹は叔父が苦手なのだ。 こうやって居候させて貰ってて、しかも家賃はタダ、食費すら賄ってくれているので文句も言えない。 何故、こうまでして嫌がっているのか?と聞かれれば3時間は話せると豪語している。一ヶ月、しかも数回しか話してないのに3時間も話せればそれは凄い事ではないだろうか? 例を挙げてみよう。 夏樹が叔父に会ってから、京都にいる理由を聞いてみたところ。 『名前が京都だろ? だからに決まってるじゃないか。俺ほど京都が似合う男はいないさ。どんな特産品だって名所だって俺には負ける。ただ、おたべは例外で肩を並べているかな?』 と、言った。 しかも、その後夏樹は警視庁辞めて京都に来た事を知ったので、頭に血が昇って失神したほどだ。 何はともあれ。 夏樹はへんてこで奇異な叔父の元に居候することになったのだ。
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