第一章

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 スーツ姿の男の声で、トシは我に帰った。 「あっ…すいません。この矢の峠で走ってる人の事ですよね」  トシは話をすると、男は… 「そうそう、出来れば速いヤツがいい」  っと男は、少し笑いながら話を返す。 「お客さん、随分自信ある様子だけど…結構名の知れた走り屋なんですか」  トシは笑みを浮かべ、スーツ姿の男は少し下を向き…  
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