不安

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電話を切ると、また、あのヤラシイ顔が私に迫ってくる。 雅は何も抵抗が出来ずただ、泣き続けていた。 彼の激しい攻撃が続く。 その時、部屋に飛び込んできた1人の男性。 稔さんだ! 雅は、顔をそむけ泣きながら彼の攻撃に耐えていた。 突然、攻撃のてがゆるみ目の前で倒れる彼… 稔さんがバットで彼を殴り私に絡み付くヒモをほどき毛布でくるみ車に乗せる。 何処までも何処までも走り続ける。 二人は、誰にも邪魔されない遠い場所まで 遠い場所まで 遠い場所まで行ったら、笑顔になれるだろうか…… ―完―
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