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俺は阿部 清明(あべ きよあき)
17歳、男。
至って普通の高校生だ。
正確にはだった。
過去系な理由は先日の17歳の俺の誕生日に衝撃的な事実を実のおじいちゃんに告げられたからだ。
俺は携帯電話の画像を眺め、ため息をつく。
―パタンッ。
折り畳み式の携帯電話を閉じると、携帯ストラップの鈴が小さくシャンシャンと鳴る。
その鈴の音により、先日の衝撃的な事実がフラッシュバックされ、さらに大きなため息をついた。
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