プロローグ

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久しぶりに、あいつの夢を見た。 昨日読み返した日記のせいかもしれない。 日記を書き始めてもうすぐ1年になるから、ノートの数も結構増えてきた。 ちょっとしたことでも、書き留めてきたから、結構な量になったのだろう。 俺は、机の上に置いてある一冊のノートを手に取る。 あいつと出会ってから、別れるまでの出来事を書いた唯一のものであり、始まりの一冊… 過ぎ去ってから書いたものだから正確かどうかは今となってはわからない。 でも確かにあったことで、俺の大切な出来事だった… さあ、もう一度最初から読み返してみようか…
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