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同時に果てた2人は暫く余韻に浸っていた
「一君…。好きだよ」
「なっ…、と、突然なんだ」
「突然でも何でもないよ。僕は何時だって一君が好きなんだから」
「っ……」
斎藤は顔を赤らめ外方を向いてしまう
そんな斎藤を沖田は面白そうにくすくす笑いながら
斎藤の髪を掬って遊ぶ
「ね、一君」
斎藤は沖田の呼掛けに応える為沖田の方を振り向く
「一君は?僕の事好き?」
「そっ、それは…」
「それは?」
「……す……好きに決まっているだろう……」
斎藤は顔を真っ赤にしながらぼそぼそと答える
そんな斎藤の様子に沖田は破顔し斎藤を抱き締める
「一君は本当に可愛いなぁ!そんな顔されると堪らなくなる!」
「そっ、総司!」
斎藤は沖田の腕から逃れようとするが沖田は斎藤を放さなかった
斎藤は諦めておとなしく沖田の腕の中に納まった
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