左之×千鶴

7/9
前へ
/34ページ
次へ
「あ!平助と名前で思い出したぜ!」 左之助さんが突然大きな声を出した 「ど、どうしたんですか?」 私は少しびっくりして尋ねると 左之助さんは少し顔を赤らめながら あー… と言葉を紡いでいく 「千鶴が新選組に来たばっかりの頃に…、平助の事名前で呼んでただろ?」 「え?あ、平助君が名前で良いって言ってくれましたから」 私は平助君のあの言葉に凄く救われた 「で、俺の事は『原田さん』って呼んでただろ?」 「はい?そうですね。それがどうかしたんですか?」 私は左之助さんの言いたい事がよく判らず聞き返す
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

41人が本棚に入れています
本棚に追加