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「総司」
立っていたのは斎藤だった
「一君?どうしたのさ」
「いや。菓子は食べれたようだな」
「ああ、うん。美味しかったよ」
「そうか。ならば良かった」
「一君。そんな処で立ってないで中入ったら?」
「ああ」
斎藤は戸を閉め、沖田の正面に座った
「体調はどうなのだ?」
「ん?ああ、まぁまぁって処かな」
「あまり無理はするな」
「判ってるよ。一君の方こそ無理してるんじゃない?」
そういうと沖田は斎藤に近寄り、頬に手を当てる
「そ、総司…?」
「目の下。隈が出来てるよ」
「あ、ああ…。大した事ではない」
「何日寝てないの?」
「副長達に比べれば、まだ寝ている方だ」
「ふーん…」
沖田は斎藤の頬に当てた手を顎に移動させると、ぐいっ と引き
接吻をした
、
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