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「嘘をつく口にはお仕置きだよ」
沖田は斎藤から少し離れ、にっこりと微笑む
斎藤は突然の事に茫然と固まっていたが、やがて顔を真っ赤にさせる
「な、何を…!」
「何って…、接吻」
平然と言う沖田に斎藤はますます顔を真っ赤にする
「一君ってさ、可愛いよね」
沖田はそう言うと斎藤を押し倒し、覆いかぶさった
「総司っ?何をするっ」
「一君…、しよ…?」
「な、何を言っている!総司、おまえは体調が思わしくないのだろう!おとなしくしているべきだ」
「おとなしくしてるのにもいい加減飽きてきたよ」
「仕方ないだろう。風邪を患っているのだから」
「風邪は運動した方が良くなるって聞いた事があるよ」
沖田は黒笑を浮かべる
「一君は僕に早く良くなってほしいんだよね。だったら少しでも良くなる為に協力してほしいなあ」
「それとこれは違うだろう!」
沖田が一向に退く気配はない
それどころか斎藤の着物を少しずつ脱がせていく
斎藤は沖田を押し退けようとするが【沖田は病を患っている】という思いがある所為であまり力をだせない
元々斎藤より沖田の方が少しばかり力が強い
そして斎藤は力をあまり出せないでいる
故に斎藤の抵抗はあっさりと沖田に押さえ付けられてしまう
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