マッコウクジラ

1/1
前へ
/14ページ
次へ

マッコウクジラ

主に冷たい北の海に生息している、クジラの一種です。 彼らの最大の特徴は、体の3分の1を占める大きな頭です。 この頭には油が詰まっており、これを利用して深海に潜ります。 深度2000m以上の深海までもぐる事が可能で、哺乳類でこれ程潜れる生物は他に居ないと考えられます。 彼らの天敵とされるのはシャチ(サカマタ)ですが、あくまでメスや子供に限ります。 オスの場合は攻撃性が強く、シャチ相手ならまず返り討ちにしてしまいます。 ただし、相手が集団となると話が変わってきます。 シャチも頭のいい生き物です、集団で無計画に攻めるなんて事はしません。 さすがのマッコウクジラも、集団で攻撃されれば太刀打ち出来ません。 「よくでかいイカと戦ってる絵を見るぞ。あれは天敵じゃないのか?」 はい、確かにそのようなイラストは多いです。 ですが、あれは戦いではなく単なる補食にすぎません。 この場合、相手はダイオウイカと思われますが、ダイオウイカがマッコウクジラに勝つことなど不可能に近いです。 ダイオウイカの攻撃で、マッコウクジラは確かにかすり傷程度のダメージを受けます。 しかし、致命的なダメージにはほぼならず、ダイオウイカはそのまま補食されてしまいます。 彼らは、ダイオウイカの天敵ではありますね。 彼らはその巨体故、船や潜水艦に激突する事があります。 激突した物によっては、彼らは致命傷を負うこともあります。 また、激突した物が潜水艦ならば我々への被害は大したことありませんが、船舶に激突すれば最悪沈没します。 双方の命を守るための工夫、これが必要だと僕は思います。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加