オカダンゴムシ

1/1
前へ
/14ページ
次へ

オカダンゴムシ

日本中の湿った土に生息する、甲殻類の一種です。 彼らの名前には『ムシ』が付いていますが、彼らは昆虫ではありません。 甲殻類ですから、エビやカニやフナムシの仲間です。 全く似てないってことも……無いですよね? また、オカダンゴムシに限らず、甲殻類は乾燥に弱いため、湿った土のある場所に生息しています。 これは、近縁種のハマダンゴムシや、ハナダカダンゴムシにも見られる生態です。 名前の由来は、刺激を与えると丸くなることからです。 これは見たことある人も多いと思います。 アリや、まだ小さなムカデの攻撃は防げます。 ダンゴムシ類にそっくりな生物は多いです。 陸上ならばワラジムシ、タマヤスデ、海ならばフナムシ、グソクムシ類、どれもがダンゴムシ類に近い姿をしています。 特に、タマヤスデは大きさ以外はダンゴムシとほぼ同じです。 ダンゴムシ類の脱皮の仕方には特徴があります。 それは、体の上半身と下半身の別々に脱皮を行うことです。 脱皮途中のダンゴムシ類の体は、白(正確には灰)と黒のツートンカラーになっています。 脱皮した甲殻は食べてしまうので、甲殻だけ見つけることはまず不可能です。 オカダンゴムシは、足りない栄養を補給するため、コンクリートをかじる事があると言われています。 コンクリートが無い場合は(どちらかと言えばそっちの方が多いが)、岩石をかじると考えられます。 あくまで足りない栄養を補給するのが目的のため、常食にはしていないようです。 彼らからしても、落ち葉の方がよっぽど美味しいでしょうしね。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加