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オカダンゴムシ
日本中の湿った土に生息する、甲殻類の一種です。
彼らの名前には『ムシ』が付いていますが、彼らは昆虫ではありません。
甲殻類ですから、エビやカニやフナムシの仲間です。
全く似てないってことも……無いですよね?
また、オカダンゴムシに限らず、甲殻類は乾燥に弱いため、湿った土のある場所に生息しています。
これは、近縁種のハマダンゴムシや、ハナダカダンゴムシにも見られる生態です。
名前の由来は、刺激を与えると丸くなることからです。
これは見たことある人も多いと思います。
アリや、まだ小さなムカデの攻撃は防げます。
ダンゴムシ類にそっくりな生物は多いです。
陸上ならばワラジムシ、タマヤスデ、海ならばフナムシ、グソクムシ類、どれもがダンゴムシ類に近い姿をしています。
特に、タマヤスデは大きさ以外はダンゴムシとほぼ同じです。
ダンゴムシ類の脱皮の仕方には特徴があります。
それは、体の上半身と下半身の別々に脱皮を行うことです。
脱皮途中のダンゴムシ類の体は、白(正確には灰)と黒のツートンカラーになっています。
脱皮した甲殻は食べてしまうので、甲殻だけ見つけることはまず不可能です。
オカダンゴムシは、足りない栄養を補給するため、コンクリートをかじる事があると言われています。
コンクリートが無い場合は(どちらかと言えばそっちの方が多いが)、岩石をかじると考えられます。
あくまで足りない栄養を補給するのが目的のため、常食にはしていないようです。
彼らからしても、落ち葉の方がよっぽど美味しいでしょうしね。
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