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ち「空耳?」
?「僕は此処に居るよ」
再び背後から、声。
バッと振り返ったが…見えない。居ない。
怖い
恐怖が全身を強張らせる。幽霊?でも、
?「ねぇ」
ポンッと肩に手を-
ち「きゃああああああ」
腰が抜けた。勢いよく着いた両膝が現実であることを実感させる。
怖い怖い怖い…っ!
と「だだ大丈夫ですか?」
ふいに上から手を差し伸べられた。
見上げたが、夕日に重なっていて顔が見えない。
ち「幽霊が…!今!」
と「おお、落ち着いて下ささい」
どっちが、と言いたくなったが深呼吸。
目線を合わせようとしゃがんだ彼女は初対面で、
ち「…翔織、さん?」
と「は、はい!!」
先程までUFO追っかけてた人だった。
と「く、くりえい荘の方-ですか?」
ち「ええ、ちぃです。」
と「翔織と申します…宜しくお願いしますっ」
パタパタと動く様はひよ子に似ていて思わず
ち「ふふっ」
笑ってしまった。同時に思い出す、
ち「あ、幽霊!」
と「見たんですか!」
ち「さっき、こう、手が…」
と「ほほう」
推理中の探偵さながら歩き回る彼女。
ち「ポンッって」
と「こうですか?」
ぱふっ、肩に手が。
ち「わっ!もう…びっくりさせないで下さい!!」
ただえさえまだあの感触が残ってるのに…。
ゴツン…ん?
と「すすみません興味本位ですあばば」
コンクリートに頭をつけて陳謝され…えええ?!
ち「待って待って!私そんな怒ってないですから!」
それに他の人が通ったりでもしたら…!考えただけでも恐ろしい。
と「あ、でも」
突然顔を上げた。
と「彼は別に悪い人じゃないですから安心して下さい」
にっこり笑うが、私は笑えない冗談。
ち「彼って…」
と「私は見えないんですが…よく話しかけてくるんですよ」
ち「幽霊?」
と「はい!」
グッと親指を突き立てて自信満々に言われても…
と「家に入れると大変なんで、気をつけて下さいね。お風呂覗かれちゃうんで」
付け加えなくていいのに。
ち「…うん」
本当、笑えない。
-ほとんど日の欠けた夕暮れ、憂愁の陰った顔で自宅にもどるちぃの姿があったとかなかったとか。
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長々とすみません。
100%の捏造です。ハクショ…フィクションです。
※キャラ設定は絵から想像した一方的偏見によるものですので目を瞑って頂けると幸いです。
ちぃさん、申し訳ないです。すみませんorz
以上コラボ作品でした!
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