授業を始めます。

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 そしてこの機械手帳なのだが、実は王国の密偵がこの手帳目的で入学し、 手に入れた機械手帳を王国の技術開発部が解体して仕組みを調べようとしたが、解体自体が出来なかった、という逸話まである代物である。 つまりは学園のみが知る技術で作られていて、一般はおろか王国の者ですらこの機械手帳の原理は分かっていないのである。 「……であるからして、…カリンさん?聞いていましたか?」 「え?あ、すみません」 うんちくに夢中になってて聞いてなかったや。 「まったく、もう一度最初から説明しますよ?」
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