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使い魔で魔法使いになれるかなれないかが決まると言っても過言ではないのだ。
「使い魔かぁ…」
どんなのが出てくるんだろ?
そう言って私は溜め息をついた。
「可愛いのがいいなぁ~」
「アヤコのドキドキするってのはそっちか」
「だってグロくて臭くて気持ち悪いのが使い魔だったら…」
アヤコが全身を震わせる。
「たぶん一生呼び出さない~」
「魔法使いの道が閉ざされる、…とか考えないのか」
「ん~、別に魔法使い志望って訳でも無いしね~」
「アヤコは気楽だなぁ」
「あ、次の授業始まるよ」
「え?!早くいかないと!」
「ヤバい~、次の選択授業、鬼教師で有名なオルト先生だよ~」
「あの人の授業を受けるなんて…、アヤコ勇気あるね~」
「そんなこと言ってないで早く行こ~」
急いで次の授業の用意をして、
機械手帳で転移魔方陣を作り指定の教室へ転移する。
次の授業はたしか魔法付与の授業だっけ。
強くならなきゃ…。
転移しながら私はそう呟いた。
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