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「……であるからして、そもそも設置型魔方陣によるトラップの発動には、対象に触れると発動する"感知型"・設定した条件を満たすと発動する"受動型"・一定時間経つと自動発動する"遅延型"があり……」
罠魔方陣の教師が授業をしているなか、アルターは黒板を見ながら別のことを考えていた。
あのペンダント…、間違いなくこの世界の物じゃなかった。
だけどあの魔力には覚えてがある。
「やっと手掛かりか見つかりましたか…」
誰にも聞こえないような声で呟く。
少しだけ借りられれば疑似サンプルくらいは作れるのですが…
やはり簡単には辿りつけないですね。
思わずため息が漏れる。
「ではレイスロット、罠魔方陣の例を一つ黒板に書いて貰おうか。」
ため息に気付いた教師がアルターを指名する。
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