森の輪舞曲

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「腹減った……」   僕は呟く。 森の中ではいつだって死活問題、今日も食糧を探して彷徨っていた。 そんな時だったさ、何もない森の中に、誰だろうな、お菓子――――ポテトチップスとかいったか――――の食べ残しが捨てられていた。 臭いを嗅いだのだが、まだ食べられるらしい、特別気になる臭いはしない。   僕はそのカケラを一つ袋から出し、恐る恐る口へ投げ込む。   うめぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww   大丈夫、毒は入ってないみたいだ。 おっと、舌鼓を打っている場合ではない、さっさと腹に入れてしまわなければ。
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