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「ふっふっふ―、私にこの技を使わせるのだね?一撃必殺の超奥義を…」
揺するのをやめ、今度はクロウの口と鼻孔を塞いだ。
簡潔に述べると現在呼吸不能。
「さぁさぁ、目覚めるときがきたのだよクロくん!」
「…………」
何故かそれでもクロウは起きようとはしなかった。
目を閉じ、さらに女の子から口と鼻も閉じられても狸寝入りを決行していた。
「しぶといね、でもこれを食らって目覚めなかった者はいないのだよ!」
「…………」
「ん、そういえばこの技を原因に永遠に目覚めなかった人ってどのカテゴリーにはいるのかな?」
「…………」
「永遠に目覚めないってのは死を表す言葉ではあるから、一応目覚めなかった者の中にいれるべきなのかな?」
「…………」
「それでも、窒息する前には脳も危機を察して一瞬ではありつつも目覚める状態になるわけで、目覚めてから窒息死っていうからにはやっぱり目覚めた者の中にいれるべきか…」
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