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「…………」
「でもレアなケースとして、
一度も目覚めないうちに窒息死してしまうってことも可能性的には無きにしもあらずってワケだから…」
「…………」
「永遠に目覚めない人は結局、ケースバイケースっていう
あやふやなところにカテゴライズされてしまうのかな…」
「…………」
「あ─、なんだか頭の中がゴチャゴチャになってきたよぉ。」
「…………」
「…今のところその境界を右往左往してるクロくんとしては、どっちがいいかな?」
「うるせーよ!!!!」
ブハッと体を跳ね起こし、極限にまで空気中の酸素を吸い込み体内に取り込む。
それを見ても女の子は口角を斜め上をキープし、笑っているのだった。
「おっはよ─クロくん!!」
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