第5話

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釣り合っていないというか、なんというか。 変人と常識人の組み合わせって珍しいよな…… 「それとさ。 敬語じゃなくていいよ」 「えと……その……う、うん」 その後、自己紹介をしてから、俺たちは更衣室の前まで万里耶に案内してもらった。 ここに来て、 「万里耶も入るの?」 「うん。 実は、僕も今日はじめて来たんだ」 女子と別れて、男子3人で更衣室へ。 「うーん、やっぱり男子が1人多いっていつもとだいぶ違う感じだよね」 「そうだな。 信二がいないときは、俺と悠樹の2人だけだったからな」 「信二、君? みんなの友達?」 「「違う」」 あまりの反応の速さ、そして見事なまでの俺たちのはもりに万里耶は驚いたようだ。 だけど、当然だ、あんなのと友達呼ばわれされるなんて、拷問に等しい。 「よ、よく分かんないけど……僕も男子の友達居ないから新鮮だなぁ……」 「そっか。 でも、俺たちもう友達だろ?」 「そうそう。 町も近いんだろ? また遊ぼうぜ」 「う、うん」 意外と?俺も男友達少ないし、万里耶もいいやつみたいだし。 俺としても、願ってもみない悟志の提案だ。 「っと、喋る前に着替えちまおうぜ。 女子待たせる男子なんて恰好つかねーし」 「そうだね」 というわけで、さくっと着替えて、いざメインのプールへ。
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