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釣り合っていないというか、なんというか。
変人と常識人の組み合わせって珍しいよな……
「それとさ。
敬語じゃなくていいよ」
「えと……その……う、うん」
その後、自己紹介をしてから、俺たちは更衣室の前まで万里耶に案内してもらった。
ここに来て、
「万里耶も入るの?」
「うん。
実は、僕も今日はじめて来たんだ」
女子と別れて、男子3人で更衣室へ。
「うーん、やっぱり男子が1人多いっていつもとだいぶ違う感じだよね」
「そうだな。
信二がいないときは、俺と悠樹の2人だけだったからな」
「信二、君?
みんなの友達?」
「「違う」」
あまりの反応の速さ、そして見事なまでの俺たちのはもりに万里耶は驚いたようだ。
だけど、当然だ、あんなのと友達呼ばわれされるなんて、拷問に等しい。
「よ、よく分かんないけど……僕も男子の友達居ないから新鮮だなぁ……」
「そっか。
でも、俺たちもう友達だろ?」
「そうそう。
町も近いんだろ?
また遊ぼうぜ」
「う、うん」
意外と?俺も男友達少ないし、万里耶もいいやつみたいだし。
俺としても、願ってもみない悟志の提案だ。
「っと、喋る前に着替えちまおうぜ。
女子待たせる男子なんて恰好つかねーし」
「そうだね」
というわけで、さくっと着替えて、いざメインのプールへ。
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